アンティーク腕時計専門店|アドヴィンテージ - advintage -





Art of aging.....Copper dials
2018.10.15 Monday | category: Theme

腕時計好きの方は、白文字盤派と黒文字盤派とに大きく別れるかと思いますが、実はもうひとつのバリエーションに、「カッパー(コパー)ダイヤル 」という赤銅色の文字盤が存在します。実は1930年代頃から見られる比較的古いスタイルです。

黄色や青とかではなく、赤銅色。

腕時計の意匠には、ほぼすべて何らかの実用目的があると言われますが、なぜこの色が選ばれたのかははっきりしません。 視認性を確保する中で、ホワイト、ブラックに変わる文字盤色として選ばれたのがこの色だったと推測できますが、数多ある中で赤銅色を選んだ当時のデザイナーのセンスたるや。


 

 

 

なるほど、ブラックのインデックスプリントもくっきりと見えるし、何よりヴィンテージならではのブルースチールの時分針がよく映える。それでも、こうした視認性の確保だけでこの色が選択されたと考えるのは安直だし、古いモノだけがもつ奥行きの広さとして理解しておきたいと思います。

さらに、ひと口にカッパーダイヤルと言っても様々な色合いが存在します。薄く上品な水柿色、ほのかなピンク色が加わった退紅色。ごく繊細な色の表情の違いは、長い年月で褪色する文字盤のそれと似た、唯一無二の味わいを持っています。


これもまたヴィンテージウォッチのみが持つ、アート・オブ・エイジングのひとつ。

 

 



| advintage | 23:20 | - | - |


Art of aging.
2018.10.01 Monday | category: Theme

秋の紅葉と並べて語られることも多い、時を経て色付いた深い文字盤。
この作為のない、時の流れと偶然が作り出す芸術的な文字盤の腕時計が今月のテーマ。

これはヴィンテージデニムやレザーのように、時の移ろいが生む日焼けという「劣化」に美を見出す日本人ならではの美意識が生んだ価値ですが、ただエイジングしていればいいってものじゃない。

当然ながら、美しくエイジングしているかどうかが最も重要。
 


保存状態、着用環境、etc…。ひとつひとつ腕時計が生きてきた時の流れはそれぞれ違って、その表情への表れ方は一人一人の人生のようにさまざま。マーブル柄に色付いた文字盤、あたかもインデックスが発光しているように変色した文字盤など、その美しいエイジングは奇跡的とも言えます。

 

 

 

 

 


長く店頭に置かれ、買い手を待ち続けていた腕時計。

あちこちにできた針の日焼け跡は、デッドストックのヴィンテージウォッチ特有の表現。この数が多いほど、止まるたびにゼンマイを巻かれ、それでもなお無数のウィンドウショッパー達を見送った不遇の時代を偲ばせます。


ちなみにヴィンテージデニムにはリアルなユーズド加工ができても、ヴィンテージウォッチにはできません。たまにエイジング加工されたものを見ますが、どこまでいってもわざとらしい。

本物のヴィンテージ文字盤のエイジングは唯一無二です。ぜひお店で直に味わってみてください。

 

 



| advintage | 18:41 | - | - |


Autumn Gold.
2018.09.21 Friday | category: Theme

秋が深まりゆくにつれ、金の腕時計が恋しくなる季節。

 


ティソとロレックス。

共に〈デニソン・ウォッチケース・カンパニー〉が手掛ける英国製の金無垢ケースを採用した、特別な腕時計。 オールアラビアンインデックスとリーフ針の組み合わせが、凛々しくも優美な英国顔。


そして金無垢のドレスウォッチといえば、当然、スミスは外せない。

 



スミスは1953年のエベレスト人類初登頂の立役者として一躍有名になり、タフなエクスペディションウォッチをバンバン出すかと思いきや、あくまでそれはそれ。頑なに非防水のドレスウォッチのバリエーションを増やしてきました。

こちらは1952年にリリースした名機「デラックス」の中でも、最初期に僅かに生産された幻のモデル。いわゆるアーリーモデルに見られるプリミティブな文字盤デザインの中に、あの控えめな王冠マークと"DE LUXE"のロゴが。

 

 

 

 

新旧を比べてみても明らかにその中間に位置する、過渡期的デザインが放つ存在感の違いたるや。希少価値だけではない、スミスをスミスたらしめる世界観と魅力が凝縮されています。出会えてよかった。

 

 

 

 

 


複雑時計とゴールドケース。

エレガンスと機能美の融合は腕時計というプロダクトが持つ永遠のテーマですが、その最も純粋な魅力が味わえるジャンルだと思います。



| advintage | 18:49 | - | - |

Return to Top

 PAGE  [1]   OF  [107]  >>