アンティーク腕時計専門店|アドヴィンテージ - advintage -



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Monthly theme: "Rectangulars"
2020.09.03 Thursday | category: Theme

今月のテーマは「角形の腕時計」。最も一般的なラウンドケースの対極に位置するスタイルながらその人気は極めて高く、レギュラーメンバーの中に一本は入れておきたいジャンルです。

そもそもは腕時計の黎明期、ポケットに入れることの多かった懐中時計が取り出しやすいようラウンド型が好まれたのに対し、その必要がなくなった腕時計が新たに開拓したのが角形というスタイルでした。

ただしケースに合わせてムーブメントも角形にする必要があったため従来のラウンド型ムーブメントを流用できず、その個体数は常にマイノリティの域を出ませんが、逆にそのクオリティや注がれたコストは極めて高く、現在では角形ムーブメントを製造できるのは、一部の高級マニュファクチュールに限られています。

また角形の腕時計はその形状から「タンク」と呼ばれることもあります。アール・デコが隆盛したのがちょうど第一次大戦後にあたり、大戦中活躍した戦車のキャタピラを想起させることからその呼び名が生まれました。腕時計というとラウンド形がまず思い浮かぶかもしれません。で、角形は玄人向け、みたいな。でも腕時計が市民権を持ち始めた1930年代はそうしたイメージと相まって、どちらかというと角形が紳士用腕時計の多数派を占めていました。

ヴィンテージウォッチが気になるなら、レクタンギュラーは避けて通れないジャンル。でも意外とその特集はあまり見たことがなかったかもしれない。

 


 



| advintage | 14:12 | - | - |


François Borgel: Variation
2020.08.23 Sunday | category: Theme

フランソワ・ボーゲルの手掛けたケースは、かなり多くのバリエーションが存在します。過去にadvintageで販売したアーカイブを眺めても、その数は極めて多彩。

もちろん多数派というのも存在し、その代表格はミドーやウエストエンドの腕時計に見られるトノーシェイプとラウンドケースを足して二で割ったようなもの。

今回はそれ以外のボーゲルケースのバリエーションを見ていこうと思います。

まずはボーゲルケースの変形種の代表格、アクヴァティックケースから。このアクヴァティックという名称は、モバードが手掛けたスポーツ色の強いタフモデル「アクヴァティック」に使用された、特に下の画像のような異様なラグデザインを持つケースのことを指します。
 

 


あまり知られていませんが、このアクヴァティックケースには左のスタンダードサイズに加え、右の若干大きめサイズの2パターンが存在します。

 


続いてはフランソワ・ボーゲルが得意とするオクタゴンケースの中でも、文字盤以外全て直線で構成されたこちらのケース。ゴツゴツした独特のシルエットが個人的に大好きなシリーズで、特に拘って集めているので今回4点紹介できましたが、実際市場ではほとんど見つかりません。頑張って集めてコレ。

 

 

 

 

 


そしてこちらのステップドベゼルは幻と言って良い希少な逸品。小振りなサイズ感に分厚いボディが際立つシルエットで、ミドーの方は若干アンダーベゼルが広めに採られた、ステップドベゼル全般から見てもユニークな設計となっています。

 

 

 

 



そしてこちらの2点。左はパテック・フィリップに供給されたフランソワ・ボーゲルのケースで最もポピュラーと言われた、ベゼルとラグがシームレスなシルエットを描く、オリジナリティの高いモデル。とにかくいろんなブランドがこのスタイルを真似ていることからも、その当時の人気の高さが窺えます。

 

 

 



右は小振りなサイズのものが多数を占めるボーゲルケースの中でも極めて珍しい、34mmのセミラージサイズ。それだけでなく、ラグの付け根あたりをスプーンでくり抜いたような、独特の陰影を生むラグデザインが異彩を放ちます。

 


最後に、ボーゲルケースと言えばコレ。J.W.ベンソンの名機「トロピカル」で採用され、今では絶滅危惧種となっているクッションシェイプのスクリューバックケース。クッションシェイプでねじ込み式の裏蓋を持つものは、他にロレックスのオイスター ケース以外ではほぼフランソワ・ボーゲルしかありません。それぐらい貴重な存在です。

 

 



| advintage | 23:33 | - | - |


Monthly theme: "François Borgel"
2020.08.06 Thursday | category: Theme

 

 

今月のテーマは、「フランソワ・ボーゲルの腕時計」。
advintageでは過去にデニソン・ウォッチケース・カンパニー等のウォッチケース専業メーカーの特集を行ったりしていましたが、今回はこのフランソワ・ボーゲルのみにフォーカスします。

フランソワ・ボーゲルと言えば、FBケースあるいはボーゲルケースと呼ばれる防水ウォッチケース製造の名門。完全防水腕時計の代名詞ロレックスがオイスターケースを発表するもっと前、19世紀末から様々な防水構造を持つケースを発明・製造していた防水ケースの始祖と言えるメーカーです。

同メーカーは1924年にタウベルト社(Taubert & Fils)が吸収し、事業は引き継がれていくためそちらの名前で知られることもありますが、全ての個体に始祖フランソワ・ボーゲルのイニシャル”FB”と鍵のモチーフが刻印されています。

このFBケースを採用するウォッチブランドは多く、代表的な例は言わずと知れた雲上の名門〈パテック・フィリップ〉。実に多くのデザインでFBケースを用いていますが、特に他のブランドもこぞって真似をした有名なデザインが、ベゼルとラグがシームレスに一体化する独特のストリームラインを持つユニークなスムースケースです。

 

 

 


その他、モバードやミドー、ウエストエンド・ウォッチ・カンパニー、そしてブラヴィントンズなど、特に英国市場で活躍したブランドやジュエラーの腕時計に数多く例を見ることができます。

デザイン・バリエーションも実に多彩。もはやウォッチブランドすら覆い隠してしまうような独自の存在感を放つFBケース。掲げるテーマの通り、すべて「フランソワ・ボーゲルの腕時計」とあえて表現したいラインナップです。



| advintage | 12:58 | - | - |


Timeless design in large case.
2020.07.19 Sunday | category: Theme

 

 

 

 



もともと文字盤上に複数の計測機能を有するクロノグラフ。その多くは35mm以上のケースサイズを持つ大振りなもの。

多くの情報を一つの文字盤に表示する以上、視認性を確保するために広い文字盤を要した結果ケースが大きくなるのは自明ですが、そういう要請が少ないシンプルな三針時計で35mmを超えるビッグサイズの腕時計には、ある種「無意味という意味」を内包しています。

確かに、大きい方が視認性の面では優れていると言えます。しかし、懐中時計もまだ広く用いられていた1940年代にわざわざビッグフェイスの腕時計を企画するというのは、言ってしまえば遊び心。

クロノグラフと遜色ないケースサイズでクラシックな三針文字盤というのは、ヴィンテージウォッチとしては極めて異色。逆に現行品ではそれほど違和感のないサイズもタイムレスな印象を醸し出します。



| advintage | 22:15 | - | - |


Large Case Look.
2020.07.19 Sunday | category: Theme

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



| advintage | 21:43 | - | - |

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