アンティーク腕時計専門店|アドヴィンテージ - advintage -





Back from tough trip.
2018.05.20 Sunday | category: Buying trips

アンティーク 腕時計


先日ヨーロッパから帰国しました。

今回の旅のテーマは、スミスのコレクションの拡充。とりわけハイレンジであるスクリューバックケース、そしてその最高峰に位置する金無垢のデニソン・アクアタイトケースのバリエーションを増やすこと。コレクターの協力もあって、この目的はある程度達成されました。

これまでadvintageでご紹介してきたスミスのラインナップは、おもにスナップバックのドレッシーなモデルが中心。しかしスミスの名声は、エドモンド・ヒラリー卿のエベレスト登頂において使用されたエクスペディションモデルがきっかけであったことも忘れてはなりません。デニソン社のアクアタイトケースを採用したドレスラインに比べて遥かに希少なため、なかなか当店のラインナップに加わることがありませんでしたが、特にほとんど市場に出回らない金無垢のアクアタイトケースの選択肢が増えことには満足しています。

ちなみに、ヒラリー卿が実際に着用したスミス・デラックスの実物は、ロンドン・サウスケンジントンにある科学博物館に展示されています。

 

 

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もうちょっと格好の良い展示のしかたはなかったのかと溜め息が出ますが、実物は意外と綺麗。いわゆるアーリーモデル特有の簡素な文字盤に”DELUXE”のロゴと象徴的な王冠が加わった、1953年製特有のデザインです。説明文には”STEEL CASE”とありましたが、実際は真鍮にクロームメッキ。

もちろんエクスペディションモデル以外にもレアモデルが充実しています。これらはまた改めてご紹介したいと思います。

 

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また今回は現地で新たなディーラーとの出会いが多くあったことも嬉しい収穫でした。特に規模の大きなウォッチフェアですら、なかなか目当てのものに出会えなくなってきた昨今、こういったディーラーやコレクターとのパートナーシップの重要性が増してきているように感じます。

特に買付けでは常に新しい発見を求めていますが、現地のディーラーですらそういうものに出会うことは難しい。「クラシック&アンユージュアル」「ありそうでない」、なにより「advintageらしい」アイテム。そういうものを狙って手に入れることは、はっきり言って無理です。運に左右されるところが大きい分、それが手に入った時の感動は大きく、その感動を皆さんと共有できれば、正直売れなくてもいいかもしれない 笑。

実は今回、スミス以外にも運命的な腕時計が数本手に入りました。たまにスミスというブランドに頼りすぎているんじゃないかと自問することもありますが、古い物の中から新しい価値を発掘するというエキサイティングな作業の楽しさを強く実感することができたのも、今回の大きな収穫のひとつ。

 


相変わらず週一の営業ではありますが、是非火曜日の渋谷店でそれを確かめてみて下さい。

ちなみに今回予算オーバーで泣く泣く逃した逸品がこちら。次回リベンジ...できるかな。

 

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Reporting this buying trip.
2016.11.03 Thursday | category: Buying trips

今回の旅のレポートです。

といっても、やはり期間が短かったため現地のディーラーやコレクターにアポイントをとって会いに行くというのが主な動きになりました。また各地のマーケット巡りをしながらディーラー仲間と親交を深めるというのも大事な仕事ですが、お話しできるネタに乏しいというのは今回の反省点。

 


拠点となるロンドンという街は、伝統とモダンがあちこちに混在しながらも、どこか調和がとれている、というところが好き。汚かったりもするけれど、雑然としているかというと、そうでもない。何度訪れても、とても刺激的な街だと思います。

 

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ただ、その非日常である買い付け先でも、毎回通い詰めているマーケットやフェアへの道のりが日常になってくる、そのあたりが気の引き締めどころ。日常に埋没しないよう、好奇心全開でいられるよう、この点はずっと意識して臨んでいます。


毎回行ったことのない場所へ必ず行くというのもルールのひとつ。欲しいアイテムがあるかは分からない、それでも毎回新しい場所に向かうことは絶対に必要。

 

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今回選んだ場所は、ロンドンから南、電車とバスを乗り継いでようやく到着する小さな町。その建物は中世から使われているものも多く、紅葉の樹木と重なる古い街並が非常に美しい場所でした。

 

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ロンドンでは各駅ごとにある有名カフェチェーン店「コスタ」も、ここでは味のある雰囲気。・・・と、このように観光写真しかないことから結果はお察しのとおりで、実際に仕入れられたのは一本だけ。当然この一本は個人的には思い入れの強い一本ではありますが、かなり多くの数を所有している店だっただけにちょっと物足りない結果と言わざるを得ませんでした。


さて、気を取り直して向かったのが、今回の買い付けで最大の主戦場となったアンティークウォッチのフェア。会場1時間以上前なのにすでにディーラーが駐車場でトレードを開始。早速飛び込みます。

 

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ここでも馴染みのディーラーも増え、彼らも僕が来ることを知っていてアイテムを取っておいてくれたりと、良い物と出会いやすい環境が徐々に広がっていることを実感します。advintageはまだまだ小さな時計店ですが、彼らや今回直接アプローチしたコレクター達の協力のおかげで、セレクトをより尖らせることができます。

今回は短い滞在ではありましたが、advintageらしいアイテムが集まってくれたと思います。特に主力の《スミス》の腕時計は、新たに非常に良い物に出会うことができました。こちらのJOURNALでも、追ってご紹介したいと思います。

 


あと、仕入れに履いて行くスニーカーが両足とも破けました。これもまあ、良い成果を出すためにたくさん歩いた結果なんでしょう。



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Report from Buying Trip
2016.04.22 Friday | category: Buying trips

毎回恒例の現地リポート。基本的には大小のマーケットやウォッチフェアを巡り、合間にコレクターやディーラーとのアポイント、という具合なので、このブログで毎回報告するのもいささか陳腐な印象が拭えなくなってきました。

とは言え、やはり自分の足と時間を使って集めてきた商品だけではなく、その過程も是非ご覧いただきたいというのが本音。毎回同じことを載せているような気もしますが、構わず書きます 笑。

今回のスタート地点はドイツ・ベルリン。現地で行われるアンティークウォッチフェアがメインとなりました。ベルリンは久々に来ましたが、相変わらず至る所で大規模な工事が続いているという印象。
 
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で、予定していたウォッチフェアが急遽中止になったという事実を知る…。そこで当初行く予定ではなかったハンブルクのフェアに目的を変更することになりました。
 
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それほど規模は大きくないものの、そこそこの数が揃っていました。ただやはり状態の悪いものが多く、ここではほとんど収穫はありませんでした。出足をいきなりくじかれ、正直、かなりショックでした 笑。


早々にドイツを後にして、一路メイン市場のイギリスへ。
 
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そして今回も多くのマーケットを回りました。毎日早寝早起きが続くので、買い付けを通じて毎回生活サイクルの強制的な改善が行われます。
 
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アンティークウォッチだけのマーケットから、ジャンルレスで巨大なアンティークフェアまで、行けるところは全て足を運びます。もちろん時計だけのマーケットほうが一度に大量の時計を見られるので楽なのですが、そうでない雑多なマーケットも意外な発掘品が得られるので、必ず見るようにしています。

その他個人的に意識しているのは、街の開拓です。古いジュエラーやアンティークショップ、修理工房など、アンティークウォッチがありそうな場所を訪ね、ストックや店頭に出していない在庫がないかを片っ端から探って行く。当然、遠くまで行ったはいいが全く出てこないというリスクが常につきまといます。それでも、ウォッチフェアやコレクターからは手に入らないようなジャンルの時計は、こういうところから出てくるのです。

今回トライしたのは、バーミンガム、ブリストル、バースの三都市。バーミンガムはイギリス有数の宝飾品・ジュエラーの街として知られています。その街から少し離れた場所に「ジュエラリー・クォーター」という、その名のとおりジュエラーが密集している地区を訪れました。
 
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港町ブリストル、温泉の街バースはとにかく風光明媚。バースはローマ時代の浴場があり、英語で「お風呂」を意味する「バス(bath)」の語源になったと言われ、日本で言うと熱海や伊豆のような保養地。意外にもこういうところにもアンティークウォッチがあったりするんです。
 
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毎回2週間近く滞在するロンドンは、さすがにもう慣れました。が、毎朝早朝から乗り込む長距離列車の車窓からの景色は、全く色褪せません。

ひたすら平原が広がり、たまに集落があると思ったらニョキッと教会堂が頭を見せる。空を遮るものが全くないせいか、上空にポンポンと漂う雲がとても近い。そこに日が差すと、それこそ宗教画のように雲の間から光線が降り注ぎ、無性にとても厳かな気分になる。僕にとってはなんだかとても癒される時間です。
 
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さて、ラストはフランス・パリ。
 
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パリは主にディーラーとのアポイントがメインですが、やはりマーケット、フランスで言うブロカントも当然周る。
 
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もう後半は個人的な趣味に走ってますね…。ヴィンテージのモールスキンジャケットや藍染めの野良着、そしてなぜか多いバーバリー 笑。

駆け足で写真メインでご紹介しましたが、総括すると今回も非常に良い買い付けができたと思います。なるべくブランドに頼らない、アクセサリーとして美しい腕時計。仕入れの際に意識するのはこの点ですが、毎回訪れる3カ国で見られるデザイン性の違いや、「その国らしさ」が楽しめる時計も常に頭にあります。イギリスなら《スミス》、ドイツなら《ユンハンス》、フランスなら《リップ》のようなその国独自のメーカーだけでなく、デザイン面での独自性を発見できるようなラインナップが、現時点では理想的。

事前のリサーチやアポイントが功を奏し、思わぬ掘り出し物も含めて充実した仕入れができた一方、普段は出会えないようなディーラーとコンタクトが取れたりと、今後に繋がるコネクションがさらに広がったことも大きな収穫と言えます。

あとは、イギリスのウォッチフェアで偶然、《スミス》社のムーブメントの開発を行っていたエンジニアで、存命している最後の1人とお会いできたことが何より嬉しかったです。ヴァル・カー(Val Carr)さんという方で、当然ながらあのロベール・レノア(☞詳しくはこちら)とも一緒に働いていたそうです。震えました…


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Report: Trip in Europa......Other Cities
2015.10.30 Friday | category: Buying trips

次は地方編。
今回はロンドンから見て東側の、ヨーロッパ大陸に近い方面にも足を伸ばしました。

まずはエセックス地方の小さな町で開催されるアンティークウォッチフェアへ。
このタウンホールが開催場所。見ての通り規模が小さいので無駄足も覚悟しましたが、ある程度結果も満足いく内容でした。
 
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基本的に置き時計や壁掛け時計が中心のフェアなのですが、懐中時計や腕時計もそこそこまとまった数を見られるので、大規模なアンティークフェアよりも見応えがあります。
 
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デッキウォッチかっこいい…。使い道に困りますが、非常にロマンを感じるジャンル。
 
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次の街はこちら、イギリス海峡を臨む港町ブライトン。
ヨーロッパにいるとなかなか海を見ることが無いので、長旅の途中でかなり癒されました。
 
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ブライトンも古着やアンティークが比較的多く見られる街で、昔ながらのジュエラー街は個人的にお気に入り。細道に小さな宝石商がひしめくこぢんまりとした雰囲気は、何より惹き付けられるものがあります。
 
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ショーウインドウに顔を寄せて品物を眺める人たちの姿も、100年前と変わらない風景なのかもしれません。
 
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やはり時計の数はそれほど多くないものの、こういう古くからのジュエラーは良いものを隠し持ってたりする。運にも左右されますが、そういう中で出会えたアイテムは何となく縁を感じます。


そしてブライトンとセットで回ったのが、すぐ近くのルイスという街。街全体がアンティーク、と言わんばかりのものすごい雰囲気ある街並に圧倒されます。
 
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ルイスは街の規模は小さいのですが、アンティークセンターと呼ばれる様々な業者が入るアンティークのごった煮のような建物が、結構な数あります。物量も圧倒的な上、個人のコレクションも出ていたりするので意外な掘り出し物もあります。
 
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以上、ひとまずこれで今回の遠征報告はおしまいです。かなり長旅になってしまいましたが、その分出会えたアイテムはもちろん、現地で得たインスピレーションも含め充実した内容になったと思います。

新入荷商品は徐々にHPでご紹介していきますが、毎週月曜日の渋谷店ではまとめて直接ご覧いただけますので、お時間が許せば是非お立ち寄り下さい。

ちなみに今回コストオーバーで泣く泣く見逃した、ロンジンのウィームス。コレ本当に欲しかった...
 
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Report: Trip in Europa......London
2015.10.29 Thursday | category: Buying trips

パリからユーロスターでロンドンに到着。 ここからがヨーロッパでの仕入れの中心地イギリスがスタート。
 
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毎回そうですが、ロンドンが拠点となります。イギリスではとにかくアンティークマーケットやフェアが、平日も含め様々な場所で行われています。

ロンドン市内でも数多くのマーケットがほぼ毎日どこかで開催されていて、スピタルフィールズやコヴェントガーデン、そしてポートベロといった有名なマーケットも、それなりに見所があります。

ただ、やはりロンドン郊外や地方で開催される大規模なアンティークフェアやイベントでしか出会えないアイテムやディーラーも存在するため、毎朝夜明け頃から外出し電車で移動する日々。


それでも、車窓からの風景は、何度見ても飽きません。
 
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今回も地方の大規模なアンティークフェアにいくつか行ってきました。こういうアンティークフェアは、とにかくデカい。足早に一周するだけでも数十分くらいかかります。目当てのディーラーのストールにたどり着くのにも結構大変。

それにしても、ヴィンテージの家具や雑貨、シューズやバッグを見て回るのも十分楽しめます。日本で買うと高いんだろうなあ…
 
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リバプールストリート駅から程近いスピタルフィールズ・マーケット。最近話題のイーストロンドンで、日本人の旅行者や買付けに来ている人も多い人気スポットです。
 
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ロンドンでいつも思うのですが、何となくファッションがパリよりも個性的で、遊び心のある着こなしの人が多い気がします。もちろんパリは大都市だし、ファッションの中心地でもあってお洒落で個性的な人も多いと思うのですが、どちらかというとトラッドなスタイルが目立ちます。

色遣いも意外と控えめだし、地味でシンプル。ファッションウィークでなければアヴァンギャルドな格好はほとんど見ません。逆に言うと、こなれたスタイリングが多いので取り入れやすい雰囲気の人が多いと思いました。


ストリートアートもイーストロンドンの見所のひとつ。煉瓦作りの建物が多くトラディショナルな景観にもかかわらず、お洒落な雰囲気を損ねないセンスの良さには脱帽です。トラッドかつロックな街の雰囲気は、パリとは大きく異なる部分でもあります。
 
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友達に「行ってみると面白いことあるよ」と言われて向かった、背広の語源になったとも言われる仕立て屋の街サヴィル・ロウ。
 
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???!!
 
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どうやらこの日はスーツの素材となるウール・キャンペーンらしく、通り一面に芝生が敷き詰められ、ヒツジが放されていました。さらにこのキャンペーンのイメージ撮影も行われており、ヒツジと一緒にファッショナブルにキメたモデル達という、ややシュールな光景が。
 
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イギリスでは最初の数日はほぼ一日中雨でしたが、その後は好天に恵まれました。雨上がりのチーニー・ストリート。古着を中心とした個性的なお店が並ぶ、イーストロンドン屈指のファッションスポットです。
 
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時計の仕入れに訪れてはいても、現地のファッションリサーチもまた楽しい時間。毎回ちょっとずつ細かい部分で共通のトレンドスタイルのようなものがありますが、基本的に服に「着られて」しまっている人はほぼいません。

自分のキャラクターを良く分かっている人が多いのか、もしくは同じ服をずっと長く着ているのか。ファッショナブルなのに計算しつくされた感じもなく、自然体というのが個人的に好きなところです。そちらのレポートも追ってアップします。


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