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Report from Buying Trip
2016.04.22 Friday | category: Buying trips

毎回恒例の現地リポート。基本的には大小のマーケットやウォッチフェアを巡り、合間にコレクターやディーラーとのアポイント、という具合なので、このブログで毎回報告するのもいささか陳腐な印象が拭えなくなってきました。

とは言え、やはり自分の足と時間を使って集めてきた商品だけではなく、その過程も是非ご覧いただきたいというのが本音。毎回同じことを載せているような気もしますが、構わず書きます 笑。

今回のスタート地点はドイツ・ベルリン。現地で行われるアンティークウォッチフェアがメインとなりました。ベルリンは久々に来ましたが、相変わらず至る所で大規模な工事が続いているという印象。
 
アンティーク 腕時計

で、予定していたウォッチフェアが急遽中止になったという事実を知る…。そこで当初行く予定ではなかったハンブルクのフェアに目的を変更することになりました。
 
アンティーク 腕時計

それほど規模は大きくないものの、そこそこの数が揃っていました。ただやはり状態の悪いものが多く、ここではほとんど収穫はありませんでした。出足をいきなりくじかれ、正直、かなりショックでした 笑。


早々にドイツを後にして、一路メイン市場のイギリスへ。
 
アンティーク 腕時計
 
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そして今回も多くのマーケットを回りました。毎日早寝早起きが続くので、買い付けを通じて毎回生活サイクルの強制的な改善が行われます。
 
アンティーク 腕時計
 
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アンティークウォッチだけのマーケットから、ジャンルレスで巨大なアンティークフェアまで、行けるところは全て足を運びます。もちろん時計だけのマーケットほうが一度に大量の時計を見られるので楽なのですが、そうでない雑多なマーケットも意外な発掘品が得られるので、必ず見るようにしています。

その他個人的に意識しているのは、街の開拓です。古いジュエラーやアンティークショップ、修理工房など、アンティークウォッチがありそうな場所を訪ね、ストックや店頭に出していない在庫がないかを片っ端から探って行く。当然、遠くまで行ったはいいが全く出てこないというリスクが常につきまといます。それでも、ウォッチフェアやコレクターからは手に入らないようなジャンルの時計は、こういうところから出てくるのです。

今回トライしたのは、バーミンガム、ブリストル、バースの三都市。バーミンガムはイギリス有数の宝飾品・ジュエラーの街として知られています。その街から少し離れた場所に「ジュエラリー・クォーター」という、その名のとおりジュエラーが密集している地区を訪れました。
 
アンティーク 腕時計
 
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港町ブリストル、温泉の街バースはとにかく風光明媚。バースはローマ時代の浴場があり、英語で「お風呂」を意味する「バス(bath)」の語源になったと言われ、日本で言うと熱海や伊豆のような保養地。意外にもこういうところにもアンティークウォッチがあったりするんです。
 
アンティーク 腕時計
 
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毎回2週間近く滞在するロンドンは、さすがにもう慣れました。が、毎朝早朝から乗り込む長距離列車の車窓からの景色は、全く色褪せません。

ひたすら平原が広がり、たまに集落があると思ったらニョキッと教会堂が頭を見せる。空を遮るものが全くないせいか、上空にポンポンと漂う雲がとても近い。そこに日が差すと、それこそ宗教画のように雲の間から光線が降り注ぎ、無性にとても厳かな気分になる。僕にとってはなんだかとても癒される時間です。
 
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さて、ラストはフランス・パリ。
 
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パリは主にディーラーとのアポイントがメインですが、やはりマーケット、フランスで言うブロカントも当然周る。
 
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もう後半は個人的な趣味に走ってますね…。ヴィンテージのモールスキンジャケットや藍染めの野良着、そしてなぜか多いバーバリー 笑。

駆け足で写真メインでご紹介しましたが、総括すると今回も非常に良い買い付けができたと思います。なるべくブランドに頼らない、アクセサリーとして美しい腕時計。仕入れの際に意識するのはこの点ですが、毎回訪れる3カ国で見られるデザイン性の違いや、「その国らしさ」が楽しめる時計も常に頭にあります。イギリスなら《スミス》、ドイツなら《ユンハンス》、フランスなら《リップ》のようなその国独自のメーカーだけでなく、デザイン面での独自性を発見できるようなラインナップが、現時点では理想的。

事前のリサーチやアポイントが功を奏し、思わぬ掘り出し物も含めて充実した仕入れができた一方、普段は出会えないようなディーラーとコンタクトが取れたりと、今後に繋がるコネクションがさらに広がったことも大きな収穫と言えます。

あとは、イギリスのウォッチフェアで偶然、《スミス》社のムーブメントの開発を行っていたエンジニアで、存命している最後の1人とお会いできたことが何より嬉しかったです。ヴァル・カー(Val Carr)さんという方で、当然ながらあのロベール・レノア(☞詳しくはこちら)とも一緒に働いていたそうです。震えました…


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