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The Harvest.
2019.08.17 Saturday | category: Buying trips

ご報告が遅くなってしまいましたが、先週無事ヨーロッパの買い付け旅行から帰国しました。

帰国の便がロンドンの各空港で大規模なストライキが決行されるドンズバのタイミングだったため帰国が危ぶまれましたが、なんとか回避して無事東京に降り立つことができました。

今回は現地の空気感や僕のテンションの上がり下がりを、できるだけつぶさにインスタグラムを通じてリポートしてみました。苦労して入手したアイテム、幸運にして出会えたアイテムなど、バイイングに至る背景は様々ですが、こういう宝探しに近い買い付けのリアリティが皆様に伝わり、そのアイテムの魅力が増す結果になれば最高です。

 

 


さて、今回は同じタイミングで当店オリジナルのウォッチベルト「アノニム(anonym)」のリリースが開始されました。

現地から投稿していたインスタグラムでは、買い付けてすぐの、生の状態のアイテムを撮影していたので、ベルトが付いていなかったり適当なベルトがついていたりします。早速アノニムのレザーベルトを装着し、いくつかピックアップしてみたいと思います。

すでに売約済みとなったアイテムも続々出ています。これは!というものがあれば、ぜひお早めに当店までご気軽にお問い合わせを。

 

 

 

 


今回のベストバイのひとつ、〈チューダー〉の名機「オイスタープリンス34」。ツイストラグを備えたノンポリッシュのオイスターケースに、マーブル状の芸術的なエイジングを見せるトロピカルダイヤル。グレーのイタリアンシュリンクレザーのベルトは極めて汎用性が高いのが特徴ですが、個人的にはこうした味のある文字盤とのマッチングが一番生きると思います。

 

 

 

 


ドイツの高級宝飾品店〈フーバー〉の腕時計は昨今密かな人気を呼んでおり、その極めてアール・デコ的なデザインが個人的に気になるアイテムですが、今回その中でも極めて貴重なユニークケースを持つ個体に幸運にも出会うことができました。

オメガのクラシックモデルを彷彿とさせる〈ティソ〉も、ありそうで全然ないスクリューバックのラージケース。ルーレット状のアラビア数字はユニークフォントを用い、レイルウェイ・ミニッツトラックを内側に配置した、こちらもアール・デコを意識したデザインが魅力的です。

ちなみに夜光系の文字盤には、このグレーのイタリアンシュリンクレザーは問答無用で合います。

 

 

 

 

 

今回初めて採用したブライドルレザーのベルトは、特にミリタリーフェイスと相性良し。コインエッジベゼルが力強い存在感を放つ〈キヴィタス〉は、なんと裏蓋にもコインエッジを持つほか、35mm超のラージサイズ。ずっしりと重量感があり、おそらくドイツ空軍への配備で製造された個体。

 

同様にラージサイズの〈ポンティアック〉は、セクターダイヤルが何ともクラシック。フランス語で「スイマー」を意味する”ナジャー”のペットネームを持つことから分かる通り、堅牢なスクリューバックの防水仕様です。バンパーオートマチックのムーブメントを搭載しているため、裏蓋がやや膨らんだ形状になっている様子はロレックスのバブルバックを彷彿とさせます。

 

 

 

 


同じくセクターダイヤルの”FLY”。凝縮感満点の文字盤に加え、肥大化しラグと一体化した両サイドのベゼルが独特の存在感を生むユニークケース。

一転してラージケースの〈オメガ〉は、ローマンインデックスとドットインデックスというレアな文字盤デザイン。金メッキされたドットの盛り上がりや、リーフ針の優美な曲線など、シンプルながら奥行きのあるクラシックデザインに惹かれました。スクリューバックケースに名機30mmキャリバーを搭載。

こちらも今回初となるイタリアンレザー、ドラーロを使用したベルト。こちらはヴィンテージ感の強い色味で汎用性に富む一方、最終的にチェリーブラウンに変貌する美しいエイジングもぜひ体験していただきたいレザーベルトです。

 

 

 

 


ヌメ革は旧モデルからのお気に入り。使い始めはナチュラルカラーが中性的な雰囲気で可愛らしさを演出しつつも、エイジングが深まってくるとミリタリーアイテムのような無骨さを覗かせます。

〈モバード〉は多面体に切り立ったデコラティブなラグを特徴とする、いわゆる「アクヴァティック」モデル。しかもこちらは通常よりもケースサイズが大きめとなる、珍しいラージモデル。

〈スミス〉の金無垢時計は、クラシックとモダンが混交する1960年代の名品「アストラル」。金無垢ケースにヌメ革という組み合わせは、実は当時ポピュラーな色の組み合わせでもあります。

 

 

 

 

 


今回の個人的ベストバイ。買い付け最終日程、絶望のバーミンガムで出会った、読み方もわからない、何語かもわからない、ミステリアスな腕時計。陰影がくっきりと際立つオクタゴナルケースは、いうまでもなく堅牢なフランソワ・ボーゲル社製のウォータープルーフケース。ノンポリッシュのエッジの鋭さが心地よい緊張感を演出しています。初期のロレックスを彷彿とさせる、クリスクロスのツートーンダイヤルもコンディション抜群。

 

 

 

 

 


いずれも35mm径のラージケースをまとったエテルナ兄弟。流行真っ只中のラージケースですが、ただのラージケースじゃない、極めてアール・デコ的なスタイルとして知られるシリンダーシェイプ。そしてなにより、この対の腕時計はセットで買い付けることに意味があると思いました。針まで同じ文字盤デザインで、白文字盤と黒文字盤はまるでオセロ。

 

 

 

 


常に多くの方々から入荷を期待されている、いわゆるアール・デコ針を採用したスミス初期の金無垢時計。ため息が出るほど美しい腕時計。数あるスミスのドレスウォッチの中でも最高峰としてあげられる一本です。もともと製造期間の少ないスミスの腕時計それ自体が市場から消えつつある昨今、こういったレアピースはもう次が期待できません。


収穫祭はまだまだ続きます。インスタグラムにも情報をアップしておりますので、ぜひキャッチアップを。



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