アンティーク腕時計専門店|アドヴィンテージ - advintage -





WATCH × PEOPLE .....Copper Dial
2016.05.24 Tuesday | category: Street Snap

アクの強い服を着るとき、どうしてもスタイリングが野暮ったくなってしまうということがあります。

重厚感のあるジャケットや重いカラーリングのアイテムがスタイリングのメインになると、シャツやスニーカーで軽やかに見せるのが常套手段ですが、それだけだとどうも単調な感じが拭いきれない。そこで役に立つのが、カッパーカラー(赤銅色)の文字盤を持つ腕時計です。
 
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左から、《ベルモンテ》のクロノグラフ、《リップ》のレクタングル、《エローガ》のパーペチュアルトリプルカレンダー。いずれも個性的な面々。中でもリップは、ベースとなるブラック×グレーのツートーンダイヤルがカッパーカラーのインデックスを引き立たせ、華やかな印象を与えています。
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カッパーカラーという色は不思議なもので、どちらかというとアクが強そうな印象ながら、文字盤に使われると格段に品の良さと高級感を生み出します。これは、一般的にシックと言われるブラックダイヤルにはない独特の味。ブラックダイヤルの武骨さを上手く中和して、繊細さだけを抽出したような彩り。

今回とりあげるカッパーダイヤルの腕時計は、どうやったら主役級アイテムの味わいを殺さず上品さをプラスできるかという悩みの、ひとつの解になると思います。そこで例によってストリートスナップから、プラスワン的なスタイリングを考えてみたいと思います。


トップバッターはロンドンのマーケットから。
ボア付きレザージャケットと立派なヒゲが主役。ルーズに巻いた赤いバンダナもお茶目。今の日本の気候にはそぐわないですが、こういうアクの強いアイテムが並ぶスタイリングにさりげなくカッパーダイヤルの腕時計が覗くと、急に品格が上がります。
 
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こちらは逆にスマートなスタイリング。上品さが光るチェスターコートとタイドアップで全体をフォーマルに見せつつ、足下をスニーカーでハズす作戦。ただ、きれいだけどちょっと物足りない印象も。このスタイリングにホワイトダイヤルは普通すぎるし、黒文字盤だとちょっと重い。こういうパターンにカッパーダイヤルがハマります。ロンドンの路上にて。
 
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今度は少しカジュアル。クラシックなアイテムを柄とシルエットで自分流の味付けをしたスタイリング。この人は黒文字盤のやや大振りな腕時計をしていますが、色味もやや単調なうえにスキニーなスタイリングには腕時計のサイズが大きすぎ。彼には今回ご紹介したリップのレクタングルをおすすめしたいと思います。ロンドンのマーケットにて。
 
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ちなみにレクタングルシェイプの腕時計は、バングルやブレスレットとの重ね付けにも相性の良さを見せます。ラウンド形に比べて小振りであっても、重ね付けによるボリュームアップでオリジナリティもプラス可能。好みが分かれるジャンルではありますが、意外と服装を選ばない汎用性の高さがあるのです。
 
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アンティークウォッチの文字盤に使われる色は、主に白か黒、たまにグレーとのツートーンダイヤル、といったように意外とバリエーションがありません。カッパーダイヤルは伝統的に用いられてきたポピュラーな文字盤でもあり、ファッション性の高いバリエーションとしてもう少し認知されてもいいような気がします。


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WATCH × PEOPLE .....Solid Gold Case
2016.05.09 Monday | category: Street Snap

アンティークウォッチの魅力について考えてみると、現行品にはない独特のデザインや希少なムーブメント、歴史的価値といった様々な側面が挙げられますが、それはあくまでアンティークウォッチ単品としての魅力。

もっと広く「腕時計」として見ると、身につけた時に似合っているとか純粋にカッコいいかという側面は、むしろ身につける人がどんな格好をしているか、という部分にこそ重きが置かれると思います。その腕時計がどんなに魅力的でも、似合う格好とそうでない格好がある。そうしたスタイリングの向き不向きがあるからこそアンティークウォッチは面白い。

当店のブログでご紹介している着用例などはそうした側面を意識して撮影していますが、いかんせん当店は服屋ではないのでバリエーションに乏しい 笑。なので、僕が直近のヨーロッパ買い付けで撮ってきたストリートスナップを使って、advintageなりの視点でそれを表現できればと思います。

で、今回のテーマは金無垢時計でアレンジしたいと思います。
 
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金無垢の腕時計と言うと、ちょっと抵抗のある方もいらっしゃるかもしれません。なんとなく金持ちっぽいとか、若い方だと年齢相応じゃないと言われる場合もありますが、アンティークの場合そんな印象はほとんどなく、むしろ控えめで上品なイメージを引き出せます。


ロンドンの路上にて。例えばこんなラフな格好でも、抑えめなトーンと細身の体型を活かしたシルエットに金無垢が加われば、何気なく上品な雰囲気を加えることができます。ちょっとワル風の髪型も重要ですね。
 
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パリの路上にて。全身黒づくめに、バイカラーの大判ストールの組み合わせで軽やかなスタイリング。クラシックモードなアイテムがメインで、この場合は黒文字盤の方が雰囲気を活かせそうです。
 
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同じくパリ、《コレット》前にて。キャメルのチェスターフィールドコートとアースカラーのストール、差し色のキャップといった印象的なアイテムが多い一方で、インナーとボトムを抑えめにしてバランスをとっています。こういう主役級のアイテムがいくつかある場合でもゴールドというのは役に立ちます。ベルトにはネイビーやブラックといったダークカラーを選ぶのが正解。パリではこうしたストール遣いの上手い人が多かったです。
 
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ロンドンのマーケットにて。タイドアップにロングコート。このパターンは今回数多く見られました。インディゴ濃いめのデニムでドレスを意識。ゴールドケースのドレッシーな雰囲気は当然ながらベストマッチ。シェイプはラウンドをチョイスして、ベルトはダークトーンではなくあえて発色の良いキャメルカラーが良さそうです。
 
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ロンドンの路上にて。やはり金無垢×ロングトップスの相性は良いみたいです。ステンレスやシルバー系だとちょっと埋もれてしまうところですが、アンティークの金無垢ならうまくバランスがとれる。この人はホワイトスニーカーをスポーティに差していますが、そういう要素とも仲良く出来る懐の深さがゴールドの魅力だと思います。
 
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今回チョイスした人たちのスタイリングには、何となく共通点みたいなものも感じます。例えばロングトップスをメインに据えたエレガントなスタイルであったり、色味を抑えたダークトーンのスタイルなどがそれでした。ドレススタイルはもちろん、カジュアルでラフな着こなしでもシックなアイテムを主役にすると、腕時計の金の上質感が生きてくる、ということでしょうか。

金時計はまだまだ自分にはちょっと…と敬遠している方も、こうしてみると意外とハードルはそれほど高くないことに気付くと思います。特にブルースチール針やクラシックなフェイスを選べば、ぐっとハンサムな印象を得られます。ヴィンテージウェアとの相性も◎。


個人的には、こちらの《マーク・ファーブル》は最高に良いルックスを持つ腕時計のひとつだと思います。知名度が低いのが大変もったいないブランドの筆頭。
 
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For Mode.
2015.12.30 Wednesday | category: Street Snap

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パリの路上にて。

この時、こういう人はどんな腕時計をするのだろうと思ったのですが、むしろ腕時計は必要ないんじゃないかという、時計屋としてはあるまじき思いすらしてしまいました。

でも、腕時計は所詮アクセサリーです。着ている服や小物、シチュエーションに合わない腕時計は、どんなに高価でどんなに稀少な人気モデルだとしても、むしろ蛇足になってしまう。

モードの頂点にいるような人が選ぶ腕時計なんて、私にはなかなか想像できません。ただもし似合う腕時計があるとしたら、それはアンティークウォッチ、しかもアノニマスな雰囲気であってほしいと思います。
 
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Street Snaps.....from England
2015.12.02 Wednesday | category: Street Snap

続いてイギリス編。

ロンドンのとあるマーケットでおなじみの人たち。
 
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ロンドンのマーケットでは、日本の着物がかなり注目されていました。パリでは全然でしたが、とにかくロンドンは色遣いやコーディネートに遊び心があって明るい印象。ファッションウィークでもないのに、本当にお洒落な人が多い。パリはどちらかというと、クラシックなスタイルの人が目立っていました。
 
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エンジェル駅前にて。以前のブログのスタイル提案で使ったものと全く同じ、サッチェルバッグのお姉さん。ダボッとしたグレーのパンツに、鮮やかなインディゴブルーのジャケット、インナーの赤いニット。色遣いが上手で、髪の色もコーディネートの一部に見えるほど。オジさん的アイテムを女性が取り入れるテクニックは、最近日本でも徐々に見られますね。
 
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ロンドン郊外のマーケットにて。古着ディーラーの彼女は、主にフレンチ・ヴィンテージのコレクター。彼女は「学ラン」と言っていましたが、ジャケットはおそらく旧日本軍のものでしょうか。日本人にも似合いそうなヴィンテージスタイル。足下は古いレッドウイングでした。
 
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カントリー風だけど上品な2人。特に女性の古そうなストライプのロングシャツとかムートンのベスト(?)とか、なかなか選んで買えない。主役の2枚以外がすべてブラックというところで落ち着いた雰囲気にアレンジしています。ロンドン中心地のマーケット、ストールホルダーの2人。
 
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スクールジャケットの着こなしはこうありたい。着くずすことなく、それでもラフに。登校前のバス停にて。
 
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定番アイテムで揃えた定番スタイル。足下はスニーカーだけど、色味を抑えてシックにまとめています。今回ロンドンで多く見られたのは、膝が真横に破れたスキニーパンツ。
 
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最後は英国らしいクラシックな2人。アイテムひとつひとつが主役クラスで、それらを全部使っても破綻がないのは本人が持つ味ゆえでしょうか。ヴィンテージディーラーらしいコーディネート。
 
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当然ながら訪れるたびにトレンドも変わり、人々の装いも変わってきます。

今回も以前とは違うトレンドを感じましたが、がらっと変わってしまうのではなく、ベースラインはきちんと守っていくという強い意識も同時に感じました。完全にトレンドに流されるのではなく、自分のオリジナリティを保ちながらワンアイテム、ツーアイテムに取り入れるという繊細な感覚が彼らの強さなのかもしれません。

アンティークウォッチというと、「いつの時代も変わらない」的な形容詞が多用され、決まりきったスタイルしか想起しないことが多いような気がします。自分のスタイルとトレンドの味を楽しみながら、その日のコーディネートにどう合わせようかという感覚を楽しめるのも、実は様々なバリエーションやユニークなデザインを持つアンティークならでは。

時計とは直接関係のないファッションがテーマでしたが、それらを通してアンティークウォッチの個性的な面にも着目していただければ幸いです。


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Street Snaps.....from Paris
2015.11.30 Monday | category: Street Snap

今回は先日のヨーロッパ仕入れの際に撮ってきたスナップをご紹介します。前回のスナップ紹介では載せられなかった人たちです。

まずはパリから。あの悲しい事件の直前の、ファッションウィークの華やかな賑わいがすでに懐かしく感じます。
 
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2人のコントラストだけでもクール。トレンドのMA-1はとにかく多かったです。基本的にミニマムなシルエットできれいに着こなす人が目立ちました。


コレット前にて。ライダースは男女問わず目立ちました。
 
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路上にて。ありふれたアイテムだけど、色遣いが上手。あえてフェーディッドカラーで上下を揃えて、存在感のあるストールでポイント高い位置にすることでスマートに。
 
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クリニャンクールで一息つくストールの店主。いかにもパリっぽい、着古された中の上品さを意識したコーディネート。高そうな腕時計はもはや不要。
 
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流行の双子ルックではないと思いますが、2人並んで似たようなコーディネートがお洒落に見える。
 
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ショー前の、いわゆる「オフ・ランウェイ」にて。普段のパリでは出会わないような極端な格好の人たちが多く、これくらいキメた格好でもやや地味に映るほどでした。
 
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なんせこんな人がいますからね 笑。
 
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彼らはむしろ写真を撮られに来ている様子でしたが、逆にファッショニスタ達を撮るカメラマンや、おそらく純粋にショーのために来ている人たちの方が気になりました。
 
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アンリアレイジのショー前、パレ・ド・トーキョーにて。完全に体型勝ちなシルエット。日本人にはなかなかできない、カッコいいコーディネート。
 
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次回はイギリス編です。


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