アンティーク腕時計専門店|アドヴィンテージ - advintage -





WATCH × PEOPLE .....Solid Gold Case
2016.05.09 Monday | category: Street Snap

アンティークウォッチの魅力について考えてみると、現行品にはない独特のデザインや希少なムーブメント、歴史的価値といった様々な側面が挙げられますが、それはあくまでアンティークウォッチ単品としての魅力。

もっと広く「腕時計」として見ると、身につけた時に似合っているとか純粋にカッコいいかという側面は、むしろ身につける人がどんな格好をしているか、という部分にこそ重きが置かれると思います。その腕時計がどんなに魅力的でも、似合う格好とそうでない格好がある。そうしたスタイリングの向き不向きがあるからこそアンティークウォッチは面白い。

当店のブログでご紹介している着用例などはそうした側面を意識して撮影していますが、いかんせん当店は服屋ではないのでバリエーションに乏しい 笑。なので、僕が直近のヨーロッパ買い付けで撮ってきたストリートスナップを使って、advintageなりの視点でそれを表現できればと思います。

で、今回のテーマは金無垢時計でアレンジしたいと思います。
 
アンティーク 腕時計

金無垢の腕時計と言うと、ちょっと抵抗のある方もいらっしゃるかもしれません。なんとなく金持ちっぽいとか、若い方だと年齢相応じゃないと言われる場合もありますが、アンティークの場合そんな印象はほとんどなく、むしろ控えめで上品なイメージを引き出せます。


ロンドンの路上にて。例えばこんなラフな格好でも、抑えめなトーンと細身の体型を活かしたシルエットに金無垢が加われば、何気なく上品な雰囲気を加えることができます。ちょっとワル風の髪型も重要ですね。
 
アンティーク 腕時計


パリの路上にて。全身黒づくめに、バイカラーの大判ストールの組み合わせで軽やかなスタイリング。クラシックモードなアイテムがメインで、この場合は黒文字盤の方が雰囲気を活かせそうです。
 
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同じくパリ、《コレット》前にて。キャメルのチェスターフィールドコートとアースカラーのストール、差し色のキャップといった印象的なアイテムが多い一方で、インナーとボトムを抑えめにしてバランスをとっています。こういう主役級のアイテムがいくつかある場合でもゴールドというのは役に立ちます。ベルトにはネイビーやブラックといったダークカラーを選ぶのが正解。パリではこうしたストール遣いの上手い人が多かったです。
 
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ロンドンのマーケットにて。タイドアップにロングコート。このパターンは今回数多く見られました。インディゴ濃いめのデニムでドレスを意識。ゴールドケースのドレッシーな雰囲気は当然ながらベストマッチ。シェイプはラウンドをチョイスして、ベルトはダークトーンではなくあえて発色の良いキャメルカラーが良さそうです。
 
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ロンドンの路上にて。やはり金無垢×ロングトップスの相性は良いみたいです。ステンレスやシルバー系だとちょっと埋もれてしまうところですが、アンティークの金無垢ならうまくバランスがとれる。この人はホワイトスニーカーをスポーティに差していますが、そういう要素とも仲良く出来る懐の深さがゴールドの魅力だと思います。
 
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今回チョイスした人たちのスタイリングには、何となく共通点みたいなものも感じます。例えばロングトップスをメインに据えたエレガントなスタイルであったり、色味を抑えたダークトーンのスタイルなどがそれでした。ドレススタイルはもちろん、カジュアルでラフな着こなしでもシックなアイテムを主役にすると、腕時計の金の上質感が生きてくる、ということでしょうか。

金時計はまだまだ自分にはちょっと…と敬遠している方も、こうしてみると意外とハードルはそれほど高くないことに気付くと思います。特にブルースチール針やクラシックなフェイスを選べば、ぐっとハンサムな印象を得られます。ヴィンテージウェアとの相性も◎。


個人的には、こちらの《マーク・ファーブル》は最高に良いルックスを持つ腕時計のひとつだと思います。知名度が低いのが大変もったいないブランドの筆頭。
 
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For Mode.
2015.12.30 Wednesday | category: Street Snap

アンティーク 腕時計

パリの路上にて。

この時、こういう人はどんな腕時計をするのだろうと思ったのですが、むしろ腕時計は必要ないんじゃないかという、時計屋としてはあるまじき思いすらしてしまいました。

でも、腕時計は所詮アクセサリーです。着ている服や小物、シチュエーションに合わない腕時計は、どんなに高価でどんなに稀少な人気モデルだとしても、むしろ蛇足になってしまう。

モードの頂点にいるような人が選ぶ腕時計なんて、私にはなかなか想像できません。ただもし似合う腕時計があるとしたら、それはアンティークウォッチ、しかもアノニマスな雰囲気であってほしいと思います。
 
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Street Snaps.....from England
2015.12.02 Wednesday | category: Street Snap

続いてイギリス編。

ロンドンのとあるマーケットでおなじみの人たち。
 
アンティーク 腕時計



ロンドンのマーケットでは、日本の着物がかなり注目されていました。パリでは全然でしたが、とにかくロンドンは色遣いやコーディネートに遊び心があって明るい印象。ファッションウィークでもないのに、本当にお洒落な人が多い。パリはどちらかというと、クラシックなスタイルの人が目立っていました。
 
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エンジェル駅前にて。以前のブログのスタイル提案で使ったものと全く同じ、サッチェルバッグのお姉さん。ダボッとしたグレーのパンツに、鮮やかなインディゴブルーのジャケット、インナーの赤いニット。色遣いが上手で、髪の色もコーディネートの一部に見えるほど。オジさん的アイテムを女性が取り入れるテクニックは、最近日本でも徐々に見られますね。
 
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ロンドン郊外のマーケットにて。古着ディーラーの彼女は、主にフレンチ・ヴィンテージのコレクター。彼女は「学ラン」と言っていましたが、ジャケットはおそらく旧日本軍のものでしょうか。日本人にも似合いそうなヴィンテージスタイル。足下は古いレッドウイングでした。
 
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カントリー風だけど上品な2人。特に女性の古そうなストライプのロングシャツとかムートンのベスト(?)とか、なかなか選んで買えない。主役の2枚以外がすべてブラックというところで落ち着いた雰囲気にアレンジしています。ロンドン中心地のマーケット、ストールホルダーの2人。
 
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スクールジャケットの着こなしはこうありたい。着くずすことなく、それでもラフに。登校前のバス停にて。
 
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定番アイテムで揃えた定番スタイル。足下はスニーカーだけど、色味を抑えてシックにまとめています。今回ロンドンで多く見られたのは、膝が真横に破れたスキニーパンツ。
 
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最後は英国らしいクラシックな2人。アイテムひとつひとつが主役クラスで、それらを全部使っても破綻がないのは本人が持つ味ゆえでしょうか。ヴィンテージディーラーらしいコーディネート。
 
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当然ながら訪れるたびにトレンドも変わり、人々の装いも変わってきます。

今回も以前とは違うトレンドを感じましたが、がらっと変わってしまうのではなく、ベースラインはきちんと守っていくという強い意識も同時に感じました。完全にトレンドに流されるのではなく、自分のオリジナリティを保ちながらワンアイテム、ツーアイテムに取り入れるという繊細な感覚が彼らの強さなのかもしれません。

アンティークウォッチというと、「いつの時代も変わらない」的な形容詞が多用され、決まりきったスタイルしか想起しないことが多いような気がします。自分のスタイルとトレンドの味を楽しみながら、その日のコーディネートにどう合わせようかという感覚を楽しめるのも、実は様々なバリエーションやユニークなデザインを持つアンティークならでは。

時計とは直接関係のないファッションがテーマでしたが、それらを通してアンティークウォッチの個性的な面にも着目していただければ幸いです。


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Street Snaps.....from Paris
2015.11.30 Monday | category: Street Snap

今回は先日のヨーロッパ仕入れの際に撮ってきたスナップをご紹介します。前回のスナップ紹介では載せられなかった人たちです。

まずはパリから。あの悲しい事件の直前の、ファッションウィークの華やかな賑わいがすでに懐かしく感じます。
 
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2人のコントラストだけでもクール。トレンドのMA-1はとにかく多かったです。基本的にミニマムなシルエットできれいに着こなす人が目立ちました。


コレット前にて。ライダースは男女問わず目立ちました。
 
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路上にて。ありふれたアイテムだけど、色遣いが上手。あえてフェーディッドカラーで上下を揃えて、存在感のあるストールでポイント高い位置にすることでスマートに。
 
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クリニャンクールで一息つくストールの店主。いかにもパリっぽい、着古された中の上品さを意識したコーディネート。高そうな腕時計はもはや不要。
 
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流行の双子ルックではないと思いますが、2人並んで似たようなコーディネートがお洒落に見える。
 
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ショー前の、いわゆる「オフ・ランウェイ」にて。普段のパリでは出会わないような極端な格好の人たちが多く、これくらいキメた格好でもやや地味に映るほどでした。
 
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なんせこんな人がいますからね 笑。
 
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彼らはむしろ写真を撮られに来ている様子でしたが、逆にファッショニスタ達を撮るカメラマンや、おそらく純粋にショーのために来ている人たちの方が気になりました。
 
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アンリアレイジのショー前、パレ・ド・トーキョーにて。完全に体型勝ちなシルエット。日本人にはなかなかできない、カッコいいコーディネート。
 
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次回はイギリス編です。


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The Sight from Street in Europe.
2015.11.14 Saturday | category: Street Snap

アンティークウォッチは、その控えめな表情ゆえに何にでも合いそうに見えるのですが、意外と難しいのです。

例えばモードでファッショナブルな服にアンティークウォッチは似合うかといったら、何となく違う気がする。逆に腕時計以外のアクセサリーが似合うかもしれない。ミリタリージャケットにミリタリーウォッチは当然違和感ないけど、あまりにも普通。ドレッシーなスーツ・スタイルに、1940年代のスミス。スーツのパワーに押されて、スミスの魅力が半減しそう。かといって、無頓着な服に合わせてもアンティークの魅力は輝かない。

多分、いかにも一枚岩的なスタイルよりも、特にジャンルにこだわらない、肩の力が抜けた感じのあるスタイルがいいんじゃないかと思います。流行りの言葉で言えば、抜け感があってエフォートレス。何となくですが、アンティークウォッチがハマるのはそういう感じかなと、今は思います。

また、アンティークウォッチはある程度年季が入っている分、コーディネートにも年季を感じさせるような存在感のあるアイテムがあると丁度いい。それこそ色褪せて多少ぼろくても、味わいがあれば一層いいかもしれない。

前置きが長くなりましたが、今回もヨーロッパでストリートスナップを撮ってきました。advintageの腕時計を合わせたいスタイリング、ファッション性を感じる人たちのスナップです。

彼らは、決して奇抜な服を着ていないのに存在感がありました。自分の体型やキャラクターを良く知っていて、全く服に着られていない。身につけているものは普通のアイテムなのに、トータルで見ると個性的。一目でお洒落!と分からないところが良いのかもしれません。

彼らを通じて、時計とは別の形でadvintageを表現することができれば、とも思っています。


そういう意味では、トップバッターのこの人は最高。
 
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ルーズなんだけどぶかぶかでもない絶妙なバランス感覚。くたびれたアイテムだからこそ溢れる存在感。色合わせもいいし、つま先の禿げたブーツも粋に見えます。同じアイテムのコーディネートは日本人にも多いけど、大体みんなが着ているのはジャストサイズの新品というところでしょう。

この人には無銘で味のあるデザインの腕時計が似合う。ロレックスなどはもってのほか。ロンドンの路上にて。


この人も一見すると普通に見えるけど、バランス感覚が秀逸。
 
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ダブルブレストのジャケットをさらっと。こんなに自然に着られるものなんですね。デニム、シャツ、ホワイトスニーカーと、スタンダードなアイテムだけで揃えているのにジャケットが浮いてない。非常に参考にしやすいバランスの取り方だと思います。パリの路上にて。


ダブルのジャケットはボックスシルエットが出しやすいので、ワイドパンツを合わせて長方形に。ただそれだけだとメリハリがなくなるから、小物にセンスが光ります。この人はそこをきちんと押さえてる。パリのイッセイミヤケのショー前で、彼はファッショニスタ達を撮影するカメラマンの1人でしたが、むやみに群がらず、自分で選んで撮っていたところにも惹かれました。
 
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ルーズなトップスを主軸に、他アイテムでうまくバランスをとる。今回見た人は、そういうスタイルが多かった気がします。ジャケットだけで見ると丈がやや長過ぎるのに、全体的に見るとヘンじゃない。やはり主役は大判ストールでした。パリの地下鉄にて。
 
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ショート丈のトップス、ボックスシルエットの2人。ロンドンの有名なマーケットにて。
 
アンティーク 腕時計
 
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どちらも似たシルエットではありますが、ちゃんと個性的。アースカラーで統一しているためか、カジュアルだけど落ち着いた雰囲気で品があります。


こちらはパリのイッセイミヤケのショー前。フリンジ付きのエレガントなショートガウンにテーパードが効いたミリタリーパンツと言う、ありそうでないミックスコーディネート。上の2人と共通項の多いシルエットですが、全く違った雰囲気です。今季グッチのホースビットローファーがポイントですね。
 
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マニッシュなコーディネート。そのまま男性が着ても全然おかしくない。よくあるのは足元だけヒールでエレガントに見せるパターンですが、この人はサイドゴアブーツというストイックなアイテムを選ぶところがすごい。パリの路上にて。
 
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何かとお洒落感が出るロングコートもよく見ました。一枚羽織るだけで印象的に仕上がるのですが、この人は他のアイテムで柄遣いが一枚上手。パリ・ボンマルシェの本屋さんにて。
 
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上質でエレガントなロングコートをメインに、プレーンなアイテムでまとめる。王道ですが、このバランスが難しい。ロンドンの路上にて。
 
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微妙な色合い。シンプルで普遍的だけど、古臭くない。腕時計が必要なスタイルではないかもしれないけど、この存在感は大好き。イーストロンドン、ショーディッチにて。
 
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王道感のあるチェックのトレンチコート。それを完全に普段着に落とし込むテクニックはさすがパリジャン。インナーをルーズネックシャツ、足元はメッシュ素材のアメリカーナ。素材感とカラーリングで軽やかに見せているけど、おそらく計算しているわけではなさそうです。パリ、サンポールにて。
 
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上の人とよく似たロングコート。こちらはクラシックなコーディネートですが、各アイテムの色味を統一することで上品さが生まれています。シルバーの腕時計で無難にいきたいところですが、あえてゴールドも捨てがたい...。ロンドンの小さなマーケットの帰りのバス停。
 
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ドレッシーなスーツスタイルに、こんなカジュアルなカラーのパーカ。ハズしアイテムとしては存在感がすごいですが、腕元はアール・デコ、シルバーケース、角形時計で潔くいきたい。ルーブル前にて。
 
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ドレス・スタイル+ハズしアイテムのパターンでもう1人。スーツでビシッと決まったコーディネートには、アンティークウォッチだとパワー不足の感がありますが、足下をスニーカーでドレスダウンしている分アンティークもしっくり収まるスタイリングに。ロンドン、サヴィル・ロウにて。
 
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いかがだったでしょうか。 たくさん載せましたが、何となく共通項というか、advintageの腕時計を通じて表現したいことと繋がる部分を感じていただけると嬉しいです。

腕時計はファッションアイテムの一部でありながら、ある種工芸品的な見方が先行してしまうものです。造形美や時計というギミックがそうさせるのでしょうが、あくまで自然にお洒落にみせてこそ、だと思います。

計算されていないバランス感覚というのがキーワードになるかと思いますが、いかにもな感じではなく「なんとなく、かっこいい」というのが、advintage的にこだわりたい部分です。

実はコレ以外にもスナップはたくさんあります。そちらはまた別の機会に。


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